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お盆供養の方法や注意すべきマナーなど基礎知識を紹介 | 板橋、町田、西東京、江戸川、八王子、小平、東久留米の葬儀なら家族葬の四季風(コムウェルセレモニー)

お葬式の豆知識

お盆供養の方法や注意すべきマナーなど基礎知識を紹介

2020年06月12日

毎年、夏の時期に行われるお盆供養は、日本に昔から伝わる祖霊信仰と、仏教が融合した行事として広く普及しています。とくに故人が亡くなって四十九日が経過した後、初めて迎える「初盆」では、親族はもちろん、友人や知人を招いて盛大な行事を行うことも多いようです。

そこで今回は、お盆供養で遺族が準備することや、行事の内容、基本的なマナーなどをわかりやすくご説明します。

お盆供養で必要な準備

お盆供養の準備に関するポイントを3つご紹介します。

1. 精霊棚とお供えものの準備

別名「盆棚」とも呼ばれる精霊棚は、ご先祖様や精霊へのお供え物を捧げる棚のことです。精霊棚を飾ったら、ござやマコモを敷き、中央に位牌を置いてから、お供え物をあげます。

お供えものの種類は風習や宗派によって異なりますが、精霊を留めるための結界を張る「縄・笹竹」、ご先祖様の送り迎えに用いられる、ナスやキュウリで作られた「精霊馬」、お経が書かれた五色の供養旗などを備えるのが一般的です。

2. 盆提灯

ご先祖様が迷わずに帰ってこられるよう、目印として掲げておくのが盆提灯です。飾る場所や個数、デザインなどに決まりはありませんので、ご遺族で話し合い、お好みのものを用意しましょう。

3. 迎え団子

地域にもよりますが、自宅に戻られたご先祖様の疲れを癒すために、あんやタレなど、甘みのあるお団子を用意します。とくに個数の決まりはありませんが、仏教の六道に合わせて6個にしたり、十三仏にちなんで13個としたりといったケースが多いようです。

お盆供養の行事の内容

お盆供養は地域によって7月または8月の13日~16日に行われる行事です。お盆の初日である13日の晩には、盆提灯を飾り、玄関先または墓前で迎え火を焚いてご先祖様をお迎えします。

なお、火を扱うことに不安がある方や、集合住宅にお住まいの方は、盆提灯のみでも問題ありません。ご先祖様を迎える準備が整い、親族や友人・知人の方が集まったら、法要を開始します。基本的な手順は以下のとおりです。

◆棚経をあげてもらう

僧侶を自宅に招き、盆棚への「棚経」をあげてもらいます。お盆期間中は僧侶も忙しいため、前日までに棚経のみあげてもらうことも多いようです。

◆お墓参り

親族や知人、友人と共にお参りする場合は法要の当日にお墓を訪れますが、そうでない場合はお盆期間中の好きなタイミングでお墓参りをしましょう。16日には送り火を行いますので、できれば15日までにお墓参りを済ませておくのがベストです。

◆送り火

お盆最終日である16日の夕方、迎え火と同じ場所で送り火を焚き、お盆供養の締めとします。

知っておきたいお盆供養の基本マナー

お盆供養を行うにあたり、とくに押さえておきたい基本的なマナーを2つご紹介します。

◆お布施の相場は5,000~2万円

棚経をあげてもらう僧侶へのお布施の金額に決まりはありませんが、一般的な相場は5,000~2万円程度とされています。お布施は奉書紙または真っ白な封筒に入れ、お盆などに載せて渡しましょう。

◆お車代と御膳料の相場は5,000~1万円

僧侶が直接出向いてこられた場合はお車代を、会食を共にしない場合は御膳料を、それぞれお布施とは別に用意します。お車代と御膳料の相場はどちらも5,000~1万円ほどです。

お盆供養を行うときは必要な準備や行事の内容を確認しておこう

親族や友人、知人を招いてのお盆供養を行うときは、ご先祖様のお迎えを準備するとともに、お経や会食などの段取りを整える必要があります。初盆の場合は勝手がわからないことも多いので、早い段階から準備を始めることをおすすめします。