終活とは？

「終活」とは、自分の人生の終わりに向けて前向きに準備を進める活動。

自身の気持ちの整理や、家族の負担を軽減することが目的です。

終活は、
事前相談が大事です

大切な方を亡くされた直後は、悲しみの中で多くのことを決めなければならず、ご遺族にとって大きな負担となります。実際、多くの方が葬儀についての知識や経験がなく、「何をどうすればいいのか分からない」と戸惑う場面も少なくありません。
だからこそ、元気なうちに事前相談をしておくことが大切です。事前に希望や不安を整理しておくことで、いざというときに落ち着いて対応でき、ご家族の心の負担も軽減されます。

終活で取り組む
べきこと5つ

葬儀の準備

葬儀は突然のことで準備が間に合わないことも多く、残された家族の大きな負担になることがあります。
そのため、生前に葬儀社と契約を結んでおく「生前契約」や、遺影写真をあらかじめ用意しておくことで、準備の手間や費用面の不安を軽減することができます。

お墓の選定

お墓には、公営墓地・民営墓地・寺院墓地といった選択肢があり、それぞれ費用や立地、宗教的条件などが異なります。
生前にどのタイプの墓地が自分に合っているかを検討し、希望や予算に応じて契約しておくことで、家族が迷わずに済み、精神的な負担も軽くなります。

エンディングノート作成 

エンディングノートは、家族へのメッセージや葬儀の希望、資産・保険・年金・連絡先などの情報を整理して記録できるノートです。
法的効力はありませんが、万が一のときに家族が必要な情報を把握しやすくなるため、備忘録として非常に有効です。想いを伝える手段としても活用されています。

遺言書の作成

相続をめぐるトラブルを防ぐためには、法的効力のある遺言書を用意することが重要です。
遺言書には、自分で書く「自筆証書遺言」、公証人が関与する「公正証書遺言」、内容を秘密にできる「秘密証書遺言」などがあります。
内容や形式に応じて正しく作成すれば、相続の意志を明確に示すことができ、家族間の争いや不安を未然に防ぐことができます。