葬儀社の選び方

東京の葬儀事情はかなり特殊

はじめての葬儀。
しかも一生のうちに一度あるかないかの喪主の務め。
後悔しないお葬式のためには、よい仕事をしてくれる葬儀社と出会えるかどうかが大切です。
この記事では、後悔しないための葬儀社の選び方を丁寧に解説いたします。
なにかのご縁でこのページに来てくださったあなたが、この記事を読み進んでもらうことで、素敵な葬儀社と出会えますようにと、祈りを込めて綴ります。
コムウェルという葬儀社のサイトだからといって、自社を極端に宣伝することなく、公平中立なアドバイスを心がけます。
参考にして頂ければ幸いです。

私たちコムウェルは、主に東京都内を中心に葬儀のお手伝いをさせていただいております。
ですからこのページにお越しいただいたあなたも、きっと東京にお住まいで、ご自身の住まいの近くで葬儀をお考えなのかと存じます。
さて、東京の葬儀事情は、全国的に見てもかなり特殊です。
なにが特殊かと言いますと、『式場選び=葬儀社選び、ではない』ということです。
郊外や地方では、大体ひとつの町に指で数えられる程度の葬儀社があります。
ほとんどの葬儀社は式場(セレモニーホール)を所有しているので、喪主は、自宅からの距離や会館の設備(清潔度、大きさなど)などから、葬儀社を選びます。
「近いから、あそこでいいや」という感覚で選ぶのですね(もちろんそれ以外の要素で選ぶ人もいるでしょう)。
しかし、東京都内では、自社斎場を持たない葬儀社がたくさんあります。
そういった葬儀社は、公営式場や民営式場(寺院が運営する式場も含む)を利用して施行します。
つまり、地方部では『式場選び=葬儀社選び』のケースがほとんどですが、東京の場合は『式場選び=葬儀社選び、ではない』なのです。
式場と葬儀社は、別々に選ばなければなりません。

【式場選びと葬儀社選びは違う 高円寺を例にして】

ここで、杉並区高円寺を例にとってみましょう。
高円寺には、3つのタイプの葬儀式場があります。
まず、弊社の自社斎場である、”コムウェルホール高円寺”があります。
次に、火葬場併設の”堀之内斎場”があります。
そして、寺院が運営する”観音寺会館”や”長龍寺会館”や”妙法寺堀之内静堂”があります。
コムウェルホールを利用する場合は、葬儀社は必然的にコムウェルになります。
しかし、堀之内斎場やその他の寺院運営の式場の場合は、施行業者は喪主が自由に選べます。
「近いから、あそこでいいや」というのはあくまでも式場を選んだことに過ぎず、無数にある葬儀社の中から1社を選ばなくてはならないのです。
東京の葬儀事情はかなり特殊

836もある葬儀社から、どこを選ぶべきか

836もある葬儀社から、どこを選ぶべきか
東京都内には836もの葬儀社があります。(経済産業省『平成27年特定サービス産業実態調査』より)
大手の葬儀社から、地元密着の老舗葬儀社まで、また最近は異業種からの新規参入や、独立起業した新興の小規模葬儀社も乱立しています。
さまざまな葬儀社が、それぞれ独自の強みをアピールして、自社を宣伝します。
経験と実績、きれいな会館、独自の演出、低価格など。
しかし、どんな会社も自社のことはよく見せたいものです。
そんな中で、喪主はどのような形で最良の葬儀社を探し当てるべきなのでしょうか。
あくまでも筆者の提案ですが、葬儀社の絞り込み方、選び方をご説明します。

【1・まずはインターネットで気になる葬儀社を4社に絞る】

まずはどこにどんな葬儀社があるか、情報収集をしましょう。
一番の方法は、インターネットです。
東京の場合で難しいのは、無数に葬儀社が乱立していることです。
地方だと、つまり『式場=葬儀社』が成り立っていることが多いので、地元の評価や口コミなどから情報収集できます。
ところが、東京の場合は、選択肢が無数にあります。
大手や地元でもいいのですが、ここはひとつ、もっと素晴らしい葬儀社との巡りあわせにトライしてみましょう。
いまはインターネットの時代です。近隣だけでなく、遠方のさまざまな葬儀社の情報も入手できますし、コンタクトも取れるます。
ちなみに、多くの葬儀社が一都三県を営業エリアにしています。
杉並区での葬儀を神奈川県の業者が執り行う、また逆に、東京の葬儀社が千葉の葬儀を執り行うなどは、日常茶飯事なのです。
ですから、多少遠くても構いませんので、まずは選択肢を広めにして、少し業態の異なった葬儀社を4社程度選んでみましょう。

●大手
●地域密着型の老舗
●新興の葬儀社
●その他、気になる葬儀社

【2・見積書と資料を請求する】

情報収集で気になった4社に見積を依頼し、資料請求をしましょう。
申込は電話やメールなどから行います。
見積書を作ってもらうということは、喪主の個人情報(住所、氏名、電話番号など)を開示しなければなりません。
また、葬儀についての希望も伝えなければなりません。
葬儀の場所、安置の場所、葬儀スタイル(家族葬、一日葬、一般葬など)、希望のプラン、参列人数、料理や返礼品の意向など、まとまっている考えは伝えましょう。
送られてきた資料の精度や内容からだけでも、葬儀社の姿勢が分かります。
費用はもちろん安い方がいいのですが、見積額だけでなく、見積書の作られ方や分かりやすさなど、総合的に判断することをおすすめします。
次の点に気をつけて見積書や資料を精査します。

●電話での応対は丁寧だったか
●見積書や資料はすぐに送られてきたか
●自分たちが希望するエリアをきちんとカバーできているか
●葬儀の価格や商品について、オープンに掲載されているか
●会社紹介など、透明性を感じられるか
●葬儀に不慣れな喪主でも分かりやすく見積書が作られているか
●見積書にある商品はきちんと画像を用いて説明されているか
●数量変動項目(料理や返礼品)があることをきちんと示しているか
●葬儀社が提供するもの以外のものも含め、喪主が準備しなければならない総費用の概算が示されているか


【3・よさそうな葬儀社を2社に絞り、対面相談を申し込む】

4社の見積書や資料を比較した上で、よさそうな2社を選び、対面相談を申し込みましょう。
対面相談では、担当者の人柄や、会社の信頼性が垣間みれます。
以下の点を注意してみるとよいでしょう。

●服装や頭髪など身なりがきちんと整っている
●どんな質問にもすばやく的確に返答してくれる
●専門用語を多用せずに、こちらがわかりやすい言葉で説明をしてくれる
●低予算の相談にも嫌そうな顔をせずに話を聞いてくれる
●強引な押し売りや入会への勧誘をしない
●好感のもてる人柄かどうか

また、その社員がどうして葬儀業に身を置いたのかも聞いてみると面白いでしょう。
もちろんプライベートな事柄なので、詳しく話をしてくれる人もあれば、多くを語らない人もいるでしょう。
しかし、パーソナルな話の中に、その人の仕事に対しての真剣度が見れたりもします。
そして、自身のことを語るスタッフに対して愛着や親近感が湧くかどうかは、結構大切な要素ではないかと思うのです。
喪主や遺族が葬儀社に期待するのは、行き届いたサービス、良心的な価格などでしょう。
もちろんそれらが満たされるのは大前提なのですが、その上で葬儀の満足度を決めるのは、人と人との関わり合いだと思います。
その「人」の中には、葬儀社スタッフも含まれます。

「この兄ちゃんが担当者でよかった」
「あの人が一生懸命してくれて、おばあちゃんもきっと喜んでくれているわ」

筆者はこういう声を何十何百と耳にしています。
愛着や親近感を持つことで、色々な不安や疑問をも相談できるでしょう。
ですから、パーソナルな部分も含めて、担当者や葬儀社を見極めましょう。
836もある葬儀社から、どこを選ぶべきか

どのように葬儀社を決めたらいいか

【セミナーや内覧会の参加にも参加してみよう】

葬儀社主催のセミナーや内覧会などがあれば、そうしたイベントに参加するのもよいでしょう。
葬儀についての一般的な知識を手に入れることができますし、内覧会の場合は、実際にどのような建物で葬儀を執り行うのか、具体的にイメージができます。


【信頼性の高い情報は口コミに限る!】

最も信頼できる情報は口コミです。
すでに葬儀を経験した人の評価はなによりも大切にしましょう。
というのも、事前見積もりや事前相談などを通じて、いくつかの葬儀社の比較検討はできます。
しかしここにはどうしても埋められない情報が2つあります。
1つは、葬儀社の自社アピールはどんなにがんばっても客観性を持てないということ。
もう1つは、実際の葬儀の現場でのサービスは、葬儀の本番でなければ見られないということです。
それに対して、誰かの口コミとはまさに、葬儀を経験した第三者の意見であり評価です。
ですから、あなたの友人やご近所や職場などで葬儀を行った人(可能であれば喪主経験者、あるいはごく近い遺族)がいれば、ぜひとも話を聞いてみましょう。
あまりにも評価できる内容でしたら、その葬儀社を紹介してもらってもいいでしょう。

【「大手だから」「地元だから」の落とし穴】

東京都内には836の葬儀社がありますが、一都三県にまで広げると2000を超える葬儀社が乱立しています。
たしかに目につく葬儀社は、大手や、地元密着の地元の葬儀社です。
しかし、中には隠れた優秀な葬儀社があるかもしれません。
また、営業エリアを一都三県にしている葬儀社はごまんとあります。
インターネットで詳しく検索してみるのもいいでしょう。
どのように葬儀社を決めたらいいか

終わりに

終わりに
いかがでしたか。
なるべく偏ることなく公平中立に、葬儀社選びのポイントをまとめさせていただきました。
もちろん、私たちコムウェルも、自社斎場だけでなく、公営斎場や民営斎場などあらゆる場所で、お客様にとって最良の葬儀社でいたいと、日々務めております。
このページに来てくださったのも何かのご縁です。
ぜひとも、4社のうちの1社に選んで頂き、不安や疑問など、なんなりとご相談下さい。
終わりに

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