葬儀の基礎知識
葬儀の準備について 2018.10.29

家族葬でお葬式をしたいけど・・・
家族葬ってどんなお葬式?



「家族葬でお葬式を済ませました」というお葬儀の事後報告を耳にしたことはありませんか?
職場や近所などで訃報を目にしても「家族葬で執り行います」「近親者のみで執り行います」という一文が追記されていることは有りませんか?
最近はお葬式を行う方の半数以上の方が『家族葬』を選択されています。
では、『家族葬』がどんなお葬式なのか、皆様はご存知ですか?
良く耳にするから家族葬で…、なんか簡単そうだし…、と流行りを受け入れる感じでお考えの方も多いと思います。
確かに家族葬は高齢化社会の現代の価値観に合ったお葬式のスタイルです。
友人・知人も高齢のため参列が出来ない・お声がけするのが申し訳ない、親戚も遠方のため参列が難しい、など参列者が少人数にならざるを得ないのも現状です。
ここでは、家族葬が選ばれる理由やメリット・デメリットなど皆さんが知っておきたいことをご紹介します。



○小規模なお葬式『家族葬』


一般的に家族葬と呼ばれるものは、少人数(1~30名程度)で行う近親者葬がベースになっています。
家族だけで…という方もいれば、友人など親しい方だけで…という方も「家族葬でお願いします」とお葬儀のご依頼を頂きます。
ただ、家族葬という言葉は一般的には「造語」といわれる新しい言葉です。
メディアやマスコミを通して広まったと思われます。
もともとは少人数で行うお葬式を例えて出来た言葉ですので、家族だけじゃないとダメ、少人数じゃないとダメ、など制限があるわけではありません。




家族と一言で言っても、100歳の方の家族となれば、子・孫・曾孫…それぞれのお連れ合いに従兄弟など血縁者だけでも50名近くなることもあります。
また、家族と同様に親しかった友人などにも参列して欲しいとお声をかける方もいらっしゃいます。
「家族」と称してはいますが、亡くなった方を大切に思う方々でお見送りをし、亡くなった方とお付き合いが無く義理での参列はなるべくご遠慮をするのを『家族葬』と呼びます。



○家族葬の費用は?


一般的なお葬式の費用は平均120万円前後必要と言われています。
家族葬は身内だけだから安くできるでしょ?とご質問を受けますが、一概にはそうとは言えません。
お葬式の費用の主な考え方は、祭壇や式場費用など【①お葬式本体の費用】と会食や返礼品など【②接待費】に分けられます。
①に関しては、少人数でも大人数でもそれ程の大差はありません。祭壇などを安価にされるか高価になれるかはご遺族のお気持ちによります。式場によっては外装費用やサポートスタッフなど接待に関わるものが追加になることもあります。
②に関しては、人数で大幅に変わりますので、家族葬と一般葬では費用負担が大きく変わります。
但し、一般葬の場合はお香典としての収入も有りますので、ご遺族の負担が大幅に増えるということでもありません。
家族葬だから安価で済ませられる、一般葬だと費用が嵩む…というお気持ちで家族葬を選んでしまうと、後々ご遺族にご負担が掛かることもあります。
この後の「家族葬のメリット・デメリット」を参考にお考え下さい。



○家族葬のメリット・デメリット


【メリット】



◆お別れの時間を大切にできる


気心の知れた方が多いお葬式なので、参列者へ接待の負担が減ります。会社関係や亡くなった方のお付合いの方など、義理でご参列の方への接待の必要が無く、大切な方を送ることを中心にお葬式を進めることができます。
ゆっくりとお別れをすることで、心の負担を軽減できます。

◆世間体を気にしない
近親者のみでお見送りをするので、世間体を気にせず、自由な内容でお別れをすることができます。
ご参列の方が限られているので、見栄などを張らず、その人らしいお葬式を行うこと
ができます。

【デメリット】



◆交友のある方への配慮
家族葬は近親者のみで行うのが一般的なので、友人や会社関係など亡くなった方と交友のある方の参列をお断り、もしくは事後報告されている方が多いようです。
親交のある方の中には、ご家族が思っていた以上に親しく、お別れをしたかったなど悔やまれる方もいらっしゃいます。
また、葬儀後に弔問でご自宅へ訪問されたり、お香典などが贈られてくるなど、後の対応に苦慮する方もいらっしゃいます。


     

○参列のお断りを失礼ないようにするには


会社関係やご友人に参列を遠慮して頂くには、家族葬で行うので参列は遠慮して欲しいとはっきりと伝えましょう。
曖昧な伝え方をしてしまうと、相手の方が迷われたり、他の方に訃報連絡が回ってしまったりし、通夜や葬儀のその場で人数が大幅に増えてしまい、お料理やお品物が足りない・少人数用の式場で対応に苦慮するなど、結果ご家族も大変な思いをし、参列頂いた方には失礼にあたるなど、後悔をするお葬式になってしまいます。
訃報のご連絡の際は、「故人(遺族)の遺志(意志)により、誠に勝手ながら通夜・葬儀は近親者のみで執り行います」とお伝えしましょう。



○家族葬と聞いたらどうする?


参列する側で家族葬と聞いた場合、自分は参列して良いのか悩む方もいらっしゃると思います。
ご遺族から参列のお願いの案内が無い場合は遠慮をするのが良いでしょう。
電話で直接の訃報連絡を受けたり、家族葬と明記していない訃報を受けたときのみ参列をしましょう。
また、家族葬では香典を辞退しているケースもあります。
お香典を用意して参列したが「お香典辞退」と案内された場合は、ご遺族の意向に添いましょう。


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