葬儀の基礎知識
終活について 2018.10.03

終活とは?〜より良い人生を送る為の始め方〜

「終活」という言葉。最近よく耳にしませんか?
メディアでも紙面でも当たり前のように飛び交っている終活ですが、
どのような意味かご存知でしょうか。
人生の終焉をどう迎えるか、
自分自身が思い描いた形で終えるか…、成るがままに終えるか…。
あなたはどちらを選びますか。

自分自身が思い描いた形で終える為の準備が「終活」です。ここ5年程でトレンドワードになりましたが、葬儀が多様化するに合わせて登場した造語です。

終活を行なうことで、ご自分の人生を振り返り、身の回りの整理だけではなく、心の整理もできます。

また、遺していく家族への気持ちの負担を軽減することもできます。

ここでは終活をすることでのメリットと終活をするときの注意点をご紹介します。

終活は何のために行なうの。

もしもの時は、どの様なタイミングで訪れるかわかりません。
病である程度の覚悟で最期を迎えるのか、急なアクシデントで最期を迎えるのか、その時までわからないのが人生です。
病で覚悟があっても体力・気力ともに難しく準備ができないこともあります。また、突然の事で何の準備もないこともあります。
何かあった時に後悔しないために、そして家族に負担を掛けないために「終活」を行なうことをお薦めします。
自分自身の人生のエンディングをより良い形で迎えるための準備をしておくことで、
この先の日々を前向きに生き生きと過ごすことができるのです。

◆終活は十人十色

人それぞれの人生があるように、終活も人によって内容は異なります。
自分自身にとっての大切なもの、優先することなどを踏まえて終活を行ないます。
終活とは、他人と全く同じことはありません。
ご自身でオリジナルの最期を準備することなのです。

▽葬儀を準備する

終活という言葉で思い浮かべるのが「葬儀」だと思います。終活をしている方のほとんどの方が、葬儀に関して記しています。
ご自身もご家族も後悔しない葬儀を行なえるよう、
元気なうちから考えておくことは大切です。
もしもの時にだれに連絡をするのか…ご家族は意外と分からないことも多いのです。
最近では親戚関係も希薄になり、本人は付き合いがあっても家族は付き合いが無い場合も増えています。
また友人関係においても、ご家族は知らないという場合も見受けられます。
もしもの時に家族が困らないよう、誰に連絡をするのか、その人との関係性などを記して残しておくと、いざという時にご家族が慌ただしい中でも、連絡が行き届くことになります。
ご自身が葬儀に声を掛けて欲しい人を残しておくことで、
参列者の選択という負担を家族に掛けずに済むのです。
また、葬儀の内容についても明確にしておくことで、ご家族の精神的な負担を減らすことができます。
質素にしたけど本当に良かったのか、豪華にして費用はかかったけど本当に望んでいたのか、家族は後々まで悩んでしまうこともあります。

▽生前の葬儀契約

ご自身の葬儀を葬儀社と生前に契約しておくこともできます。
事前に費用などを相談し、内容を決めておくことで、納得のいく葬儀の準備ができ、
ご家族に金銭的な負担を掛けずにすみ、精神的な負担も軽くすることができます。
ご自身の安心だけではなく、家族の安心を備えることになります。

▽お気に入りの写真を遺影に

もしもの時、遺影写真を選ぶのは意外と大変です。引き延ばせるような写真が無い、若い頃の写真しかないと悩むご家族も多くいらっしゃいます。また、ご家族のそれぞれの想いもあり一つに決められない方もいらっしゃいます。
自分らしい写真を生前にご用意しておくと、いざという時にご家族の負担も軽くなります。
自分のお気に入りの一枚を残しておきましょう。
コムウェルでは、イベントとしてメモリアルフォト撮影会を開催しております。お気軽にお問合せ下さい。

◆想いを残すエンディングノート

書店などでも手にすることがある「エンディングノート」。終活には欠かせないアイテムです。
どの様な内容かごぞんじですか?
もしもの時の連絡先リスト、加入している保険や年金や預金などの情報、不動産など財産、お葬式や供養に関しての希望など項目ごとに記入していくようになっています。
看護・介護に対しての希望や家族に伝えておきたい事などを記すページもあります。実際にエンディングノートを託されたご家族は、訃報の連絡先なども迷わず、
相続の手続きなどもスムーズにできて有難かったと話していらっしゃいました。
中に記された大切な方へのメッセージは宝物だともお話しされていました。
エンディングノートには遺言書のような法的な効力は無いですが、大切な家族への最後のプレゼントになると思います。
貴重品の場所やカード類の暗証番号など、亡くなった後に必要な情報もありますので、ご家族のためにノートにまとめておきましょう。
コムウェルでは、ご希望の方にオリジナルのエンディングノートを差し上げております。お気軽にお問合せ下さい。

◆終活を行なう3つのメリット

①家族への負担を減らす

元気なうちにもしもの時に備えておけば、病気などで思うように動けなくなってしまったり、意思の疎通が難しくなったときでも、本人の意思がわかっていれば、ご家族も落ち着いて対応が出来ます。
また、最期を迎える時に必要なさまざまな選択の場面でも、精神的な負担を軽くすることが出来ます。

②自身の人生を思い返す

元気なうちは、自身の人生をゆっくりと思い返すということは、なかなかありません。終活を行なうことがきっかけで、人生を改めて振り返ることで、大切な方への想いを改めて実感するなど、ご自身の気持ちの整理をすることができます。

③残りの人生を充実したものにする

残された時間を有意義に過ごすためにも終活をすることは必要なことだと思います。過去を振り返り、今後を考えたとき、後悔のない最期を迎えるために何が必要か。「良い人生だった」と思える最期を迎える為にはどうすればいいのか。この先の人生をより充実したものにするために、終活はあるのです。

◆気を付けなければいけない終活のポイント

▽詐欺や悪徳商法

最近では、「終活コンサルタント」と称した終活をサポートするサービスもあります。
サービス内容や運営会社などをしっかりと確認して活用すれば、自分自身だけで行なう終活よりも充実した終活が行えます。
しかし、なかには高齢者を狙った詐欺行為や悪徳商法に利用されていることもあります。
内容に疑問を感じたり、自分だけで不安に感じたら、家族や親しい人に相談し、加わって貰いましょう。
大切な家族に残すはずのものを失いかねません。

▽ひとりで全てを決めない

本人の意思が一番大切ですが、特に葬儀やお墓に関することは自分自身が遺した思い通りにはいかないことも有ります。考え方や意見の違いが後のトラブルの原因になります。エンディングノートへの記入はご自身で行なうことが多いですが、葬儀やお墓などに関しては、託す家族に相談しておくのも良いかもしれません。

コムウェルでは、「終活セミナー」を開催しております。お気軽にご参加下さい。

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