葬儀の基礎知識
葬儀の準備について 2018.10.03

看取りの心構えと事後の準備

人には寿命が有ります。大切な誰かを失ったとき、家族を始めとする周りの人は深い悲しみと喪失感に襲われます。
しかし実際には、葬儀の準備や死後の手続きに追われ、ゆっくりと感傷にひたる時間もなくなってしまいます。

人の最期を見届けることは、残された人々にとってとても大切です。大変苦しく辛い心境だと思います。
大切な方のお見送りを納得のいくものにする為、しっかりと心構えと基礎知識を身に付けておきましょう。



◆危篤から死亡確認までの段取り


大切な方が息を引き取ろうとしているとき、傍で見届ける家族はどうするのが適切なのか。
いざとなると、気が動転してしまい慌ててしまうかもしれません。
もしもの時に慌てないために、看取りまでの流れを把握しておきましょう。



▽危篤と臨終


危篤とは病状が思わしくなく、いつ何があってもおかしくない容態のことです。
臨終とは息を引き取る間際もしくは息を引き取ったことを表わします。
「臨終」とは人の命の終わりに直面するということなのです。



▽死亡確認までの段取りとご遺体のケア


医師から危篤と告げられたら、先ずは最期に立ち会いを望む人たちに連絡をし、病床に集って貰いましょう。
病院で看取る場合は、臨終後に医師が死亡確認を行ない、病院から死亡診断書が発行されます。
ご遺体は、看護師などの手により死後処置(エンゼルケア)が施されます。
身体をアルコールやお湯で清め、綿などで処置をします。その後に浴衣などに着せ替え死に化粧で顔元を整えます。
在宅看護など自宅で看取る場合は、異変を感じたら直ぐにかかりつけ医を呼び、死亡確認をして貰いましょう。
かかりつけ医が無い場合は、死亡の判断、確認は救急車を呼びますが、明らかに死亡と判断できる場合は警察を呼びます。
どちらにしても、医師による死亡確認が行われるまでは、体を動かしてはいけませんので注意しましょう。



◆臨終に立ち会うということ


大切な方の臨終に立ち会った経験のある人に伺うと、
「最期に立ち会うことで、身体が変化していく様子を目の当たりにし、死というものを受け入れられた」とお話になる方が多くみられます。
臨終という場面に立ち会うことは、最期の時間を共に過ごしお別れをすることで、遺された人の今後に大きな影響を与える大切な時間なのです。



▽大切な方のお見送りを


人は生まれながらにして「誰かと一緒に居たい」という気持ちがあると言われています。
病気が進行とともに容態が悪化し死期が近いと悟った人は、家族や友人またお世話になった人に会いたいと思う傾向があるそうです。
死期を迎え、薄れいく意識の中でも旅立つときは一人では居たくないと思うものです。
旅立ちの際を一人で寂しく迎えさせないためにも、大切な方々が集い温かい気持ちを添えてお見送りをしましょう。



▽コミュニケーションの重要性


人は亡骸になっても耳は聞こえるという専門家が居ます。
真偽は分かりませんが、枕元で「ありがとう」など感謝の言葉を伝えているのを目にします。
自分の心内を伝える事で、大切な方との最後のコミュニケーションを取り、後悔のないお別れをしましょう。



◆亡くなった後、何をするか


▽手続き関係



①死亡診断書の受取り


 

大切な方が亡くなったら、まず「死亡診断書」を医師から受け取ります。病院で亡くなったり、かかりつけ医がいる時は、医師が死亡理由を記載した診断書を発行してくれます。
事故や急なことで亡くなった場合は、警察を介して監察医から「死亡検案書」を発行して貰います。



②死亡届と火埋葬許可の申請


 

葬儀の前に必要な手続きは死亡届の提出と併せて火埋葬許可の申請をします。
この手続きは、死亡を知った日から7日以内に行ないます。
提出可能な市区町村役場は 1)亡くなった本人の本籍地 2)死亡地 3)届出人の住所地の3ヵ所になります。
手続きをし、火埋葬許可書が発行されます。
葬儀を行なう際に、火葬許可書が発行されていないと火葬ができませんので、早急な手続きが必要になります。

死亡届の手続きは代理人でも受理が可能です。
コムウェルでは、もしもの時に慌ただしくお過ごしのご家族に代わり、死亡届の代行手続きを無料で行なっております。



▽葬儀の準備をする


お葬式はやり直しが出来ない儀式です。大切な方を後悔なく見送るためにも、葬儀社はしっかりと考えて選びましょう。
コムウェルでは「事前相談」「生前予約」を無料で行なっております。もしもの時に慌てないためにも、お気軽にご相談下さい。



▽葬儀の流れ(通夜~初七日)


大切な家族のお葬式をするのは、人生の中で何度も経験することではないので、誰もが分からないことが多いはずです。
通夜と葬儀の二日間の一般的な流れのご紹介をします。


【通夜】

通夜(お通夜)とは「夜を通す」と記すように、最後の夜を亡くなった方と過ごすことです。
本来は、一晩中線香を絶やさず、傍に寄り添って最後の夜を過ごしていました。
最近では「通夜式」として時間を区切り儀式として行なうスタイルとなっています。



【葬儀ならびに告別式】

葬儀とは「葬送儀礼」と記すように、見送り葬るために礼を尽くした儀式をすることです。
宗教者を迎え、亡くなった方の冥福を祈る儀式です。
告別式とは「別れを告げる」と記すように、亡くなった方と親しい人が最後の別れを告げる社会的な儀式です。



通夜・葬儀・告別式ともに、儀式としての意味もありますが、遺された人が大切な方との別れを受け入れ、心の整理をするための時間でもあります。



【出棺】

出棺とは、葬祭場から棺を火葬場に送り出すことを表わします。近しい男性で棺を霊柩車まで担い、霊柩車に乗せ見送ります。



【火葬】

日本では衛生上の観点からご遺体は火葬をされます。
火葬場には近しい人(主に親族)が同行し、火葬炉に棺を納めて見送ります。
火葬に要する時間は火葬場により異なりますが、首都圏では45分~1時間30分位で収骨となります。その間は控室で故人を偲びながら過ごします。



【収骨(骨上げ)】

火葬を終えると、遺骨を骨壷に収める「収骨」を行ないます。
火葬場の職員の方の説明を受け、二人一組で一つの遺骨を挟み上げ(挟み箸)骨壷に収めます。
収骨を終えると、火葬許可書に証明印を押印した埋葬許可書を受け取ります。
大切な書類ですので、失くさないように気を付けましょう。



【初七日法要(還骨法要)】

初七日法要とは、亡くなった日を含め七日目に行なう法要です。
最近では、数日後に集まるのが大変だということもあり、葬儀の当日に併せて行なうのが通例となっています。
還骨法要とは、遺骨となった大切な方を迎え入れる法要です。
葬祭場もしくは自宅に戻り、この法要を行った後に、精進落としと呼ばれる食事をし、二日間の儀式を終えることになります。



◆後悔のないお別れをするために


大切な方が最期を迎えられる時には、悔いの残らないように心を込めてお見送りをすることが大切です。
看取りの後には、葬儀の準備や様々な事務手続きが有り、慌ただしく時間が過ぎてしまいます。大切な方を偲ぶことよりも、慣れないことばかりで戸惑い、心身ともに疲れてしまいがちです。
もし、お見送りまでに少しでも時間があるのでしたら、少しでも準備をしておくことをお勧めします。

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